花粉症

花粉症とは花粉が原因で起きる生体の過剰な反応(アレルギー反応)の総称で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻炎症状のことだけをさすのではなく、目では、アレルギー性結膜炎と言って、かゆみ、充血、なみだ、異物感などの症状をおこします。さらに皮膚のかゆみや喘息、頭重感をおこすこともあります。

アレルギー性結膜炎の治療と予防

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎

目に起きた花粉症の症状はアレルギー性結膜炎によって起きています。人によって症状が出る場所が違い、鼻に出やすい人、目に出やすい人さまざまです。 

鼻に症状が出る人のほとんどにアレルギー性結膜炎がありますが、アレルギー性結膜炎の症状を自覚症状として感じるか感じないかは個人差があります。

コツは大量飛散の1~2週前からの点眼

花粉が大量に飛散すると思われる1~2週間前から抗アレルギー の点眼を開始すると、 症状が出始めてから開始するのに比べて、より症状を軽く抑えたり、症状が出始める時期を遅らせることができます。花粉症が毎年この時期に出るとわかっている方はぜひ早めに治療を 受けてください。

点眼回数はきちんと

点眼回数はきちんと

点眼薬は症状やライフスタイルを考慮して処方しますが、点眼する回数が守られないと効くはずのものも効きません。 

きちんとさしていても症状がひどい場合は治療を変えなければなりませんので早めに受診してくださいね。

予防が大切

治療は大切なことですが、花粉を予防することでかなり症状の程度が違ってきます。

鼻はマスクが第一ですが、目では花粉を防ぐ専用のメガネがあります。 当院にてもご用意していますが、一見普通のメガネのようなものや色つきサングラスになっているもの、普段のメガネの上に装着するものもあります。 これらの専用メガネでなくとも、普通のメガネでも前方から飛び込む花粉は防げます。

そして外出したり洗濯物を干したりしたら家に入る直前に服や体を払いましょう。 洗濯物を取り込む時は洗濯物もはたきましょう。 花粉症がひどい人は洗濯物は室内に干しましょう。